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プロに頼らずにできる!ベランダ塗装DIYガイド完全版

01はじめに

ベランダの汚れや色あせが気になっていませんか?DIYで塗装すれば、コストを抑えながら美しい仕上がりと耐久性を両立できます。
そこで本記事では、ベランダ塗装をDIYで行うための基礎知識や手順を徹底解説。
必要な道具や安全対策、作業スケジュールの立て方など、初心者でも迷わずに取り組めるポイントを整理しました。
正しい準備と丁寧な作業で、見違えるほど綺麗なベランダを手に入れましょう。
 

02ベランダ塗装はDIYでやるべき?

ベランダは外観の印象を左右すると同時に、建物を保護する重要な部分でもあります。
紫外線や雨風にさらされるため、劣化が進むと水漏れや建物を支える骨組みのダメージにつながることも。
そこで注目されるのが、DIYでベランダを塗装し、コストを抑えながらメンテナンスを行う方法です。
正しく施工すれば、新品同様の美しさと防水性能を取り戻すことができます。
 

ベランダ塗装をDIYでやるメリット

DIYによるベランダ塗装の最大のメリットは、プロに依頼するよりも大幅に費用を節約できることです。
施工業者に頼むと人件費や会社の諸経費が上乗せされるため、作業面積が広いほどコストが高くなりがちです。
DIYで挑戦すれば、材料費のみで済ませられるうえ、自分のペースで進められる自由度も大きいです。
さらに、手を動かす楽しみと達成感が得られることもDIYの醍醐味と言えます。
 

ベランダ塗装に適した素材

ベランダの床材としては、FRP防水やウレタン防水、シート防水など様々なタイプがあります。
DIYで塗装する場合は、下地となる防水材がしっかりしていることが重要です。
補修が必要なひび割れや段差があると、塗装後に剥がれやすくなるため、事前に下地処理を行う必要があります。
また、素材に適した塗料を選ぶことで、耐久性や仕上がりに大きな差が出るため要注意です。
 

DIYとプロ依頼の比較

ベランダ塗装をDIYで行うか、プロに依頼するかは悩ましいところです。
一般的に、DIYでは材料費のみで済むため予算を抑えられますが、技術不足や経験不足でムラや剥がれを起こすリスクがあります。
一方、プロに依頼すれば短期間で高品質な仕上がりが期待できますが、その分コストが高くなります。
 

03ベランダ塗装DIYの準備と計画

DIYでベランダ塗装を成功させるには、事前の準備と計画が不可欠です。
適切な道具や材料を揃え、塗装に適した天候を見極め、作業スケジュールを立てることで、スムーズかつ高品質な仕上がりを目指せます。
 

必要な道具・材料

ベランダ塗装には、以下の道具と材料が基本的に必要となります。
ローラーやハケなどの塗装用具、マスキングテープやビニールシートといった養生用品、さらに安全確保のためのマスクや手袋など、忘れがちな小物もしっかりチェックしておきましょう。
また、下地の清掃に使うデッキブラシや高圧洗浄機、必要に応じた補修材もリストに含めると安心です。
これらを事前に揃えておくことで、作業中に道具が足りないといったトラブルを防ぎやすくなります。
 

塗料の種類別特徴

ベランダ塗装に使用する塗料は、ウレタン系やアクリル系など、いくつかの種類があります。
ウレタン系塗料は密着性や耐水性が高く、床面のような摩擦が多い部分に適しています。
一方、アクリル系塗料は乾燥が速く、扱いやすい点が魅力です。
エポキシ系塗料は強度や耐薬品性に優れていますが、施工には専門的な技術や知識が求められる場合もあります。
塗装面の素材や使用環境に合った塗料を選び、耐用年数やメンテナンス性も考慮して決定することが大切です。
 

作業スケジュールの立て方

塗装作業は天候に大きく左右されるため、1週間ほどの天気予報を確認し、晴天が続く期間を選びましょう。
1日で完了する小規模作業なら問題ありませんが、広いベランダや複数回塗りが必要な場合は、塗料の乾燥時間を含めて余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。
また、気温や湿度も塗料の乾燥に影響するため、適度な温度と湿度が保たれた環境が理想です。
 

安全対策

ベランダ塗装DIYでは、塗料の臭いや有害成分による健康リスクを軽減するため、換気を十分に行い、マスクやゴーグル、手袋などの保護具を着用してください。
特に密閉された空間や臭いがこもりやすい場所では、定期的に休憩を取って外の空気を吸うなど、安全第一に作業を進めましょう。
さらに、飛散した塗料が近隣の家屋や道路を汚さないよう、マスキングテープやシートでしっかり養生することが大切です。
 

04ベランダ塗装DIYの実践手順

準備と計画が整ったら、いよいよ実際の塗装作業に取りかかります。
正確な手順と丁寧な作業が、美しい仕上がりと高い耐久性を実現するカギです。
ここでは、下地処理や養生、プライマーから上塗りまでのステップを詳細に解説します。
 

下地処理と清掃

下地処理は塗装の品質を左右する最重要工程です。
まず、ベランダ表面に付着した汚れや古い塗膜をできる限り除去し、平らで滑らかな状態に整えます。
デッキブラシやスクレーパーを使って剥がれかかった塗膜を除去し、ホコリや油分は洗剤や高圧洗浄機で洗い流します。
乾燥が不十分な状態で塗装を行うと、塗膜が剥がれやすくなるため注意が必要です。
表面が完全に乾いたら、ひび割れや隙間があれば補修剤やコーキング材で補修しておきましょう。
 

養生作業のポイント

養生作業を怠ると、塗料が余計な場所に飛散したり、仕上がりが汚くなったりする原因となります。
壁やサッシ、エアコンの室外機など塗装が必要ない部分にはビニールシートをかけ、マスキングテープで固定します。
床面なども、ローラーやハケの塗料が垂れ落ちないように保護しましょう。
特に角や狭いスペースは塗りムラが発生しやすいため、意識的に丁寧な養生を行うことで、作業後の片付けを格段に楽にできます。
 

プライマー塗布から上塗りまでの施工手順

まずはプライマーを塗布して、塗料の密着性を高めます。
プライマーは素材や塗料の種類によって異なるため、製品の使用説明をよく確認してください。
プライマーが完全に乾燥したら、いよいよ本塗りに入ります。
通常、2回塗りを基本とし、1回目の塗装が乾燥した後に2回目を行います。
ハケやローラーを使って、薄く均一に塗り広げるのがポイントです。
場所によっては狭い部分や角が塗りにくいので、小さめのハケを併用するとムラなく仕上げられます。
 

仕上げ作業

最終的な仕上がりは、塗膜の乾燥状態によって左右されます。
製品の指示に従い、充分な乾燥時間を確保しましょう。
塗装後は直射日光や雨を避け、最低でも数日間は踏み込まないようにすることが望ましいです。
乾燥途中にダンボールやシートを敷いて保護する方法もありますが、密閉状態にして湿気がこもると塗膜が柔らかいままになり不具合を起こすリスクもあるため、注意が必要です。
最後に養生を丁寧に剥がし、周囲を清掃して完了です。
 

05ベランダ塗装DIYの注意点

ベランダ塗装が完了しても、定期的な点検とメンテナンスを行わなければ、せっかくの効果が短期間で失われることになります。
ここでは、よくある失敗例や塗装後のケア、再塗装の判断基準について解説します。
 

よくある失敗

DIYでベランダ塗装を行う中で発生しがちな失敗には、塗りムラ・気泡・はく離などがあります。
塗りムラを避けるには、ハケやローラーを常に一定の速度で動かし、塗料を適量ずつ投入してこまめに調整するのがコツです。
気泡は塗料を混ぜすぎたり、勢いよく注いだりすることが原因となるので、注意して扱いましょう。
塗装面がはく離する場合は、下地処理不足や乾燥時間の短縮などが考えられます。
これらのトラブルを早めに発見し、再度補修することで、大きな不具合を防ぐことができます。
 

塗装後のケア

乾燥が完了したベランダは、一見完璧に見えても、経年による劣化は避けられません。
そこで欠かせないのが、定期的な点検と軽微なケアです。
落ち葉やホコリ、汚れが溜まると、塗膜の劣化が早まる原因になります。
こまめな掃除と点検で、ひび割れや塗膜のはく離がないかを確認しましょう。
小さな不具合を見つけたら早めに補修することで、塗装の寿命を格段に延ばせます。
 

再塗装

ベランダの塗装は永久ではありません。
屋外に面する部分であれば、紫外線や雨風の影響を受け続けるため、3〜5年程度で色褪せや劣化が目立ち始めることがあります。
再塗装のタイミングを見極めるためには、以下のポイントをチェックしましょう。
 

  • 塗膜の光沢が失われ、チョーキング(粉状物質の発生)が見られる
  • ひび割れや剥がれ、変色などの物理的なダメージ
  • 水をかけた際の撥水性が低下している

これらの症状を放置すると、雨漏りや建物を支える骨組みの腐食など重大な問題に発展する可能性があります。
早めの再塗装を行うことでベランダの寿命を延ばし、建物全体の価値を保つことが可能です。
また、再塗装時は前回と同じ塗料を使うか、より耐候性の高い製品にグレードアップするなど、塗料選びの見直しも検討するとよいでしょう。
 

06まとめ

ベランダ塗装DIYは、コストを抑えつつ大きな達成感を得られる作業です。
しかし、その成功には丁寧な下地処理と正しい塗料選び、そして作業環境への配慮が不可欠です。
材料を揃え、適切なスケジュールを立て、焦らずに工程を進めることで、プロ並みの美しい仕上がりを実現できます。
 

また、塗装後の定期的な点検やメンテナンスを行うことで、ベランダの長寿命化と建物全体の資産価値向上に繋がるでしょう。
DIYの醍醐味と、見違えるほど綺麗なベランダを同時に手に入れたい方は、この機会にぜひ挑戦してみてください。
 

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