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理想のウッドデッキの作り方!DIYで必要な道具と材料とは?

01はじめに

家族や友人とバーベキューを楽しんだり、リビングから気軽に外に出られる開放感を味わったり。
そんな夢を叶えるのが、ウッドデッキのDIYです。
自分自身で作り上げるからこそ、愛着もひとしおです。
とはいえ、設計や道具選び、基礎工事など、押さえるべきステップは多岐にわたります。
 

本記事では、ウッドデッキDIYをスムーズに進めるための作り方と必要な道具・材料を詳しく解説します。
費用面や安全面をしっかり考慮しながら、理想のウッドデッキを形にしてみませんか。
 

02DIYで始めるウッドデッキ作りの魅力

ウッドデッキをDIYで仕上げることで、庭先や自宅前のスペースが特別なくつろぎエリアに生まれ変わります。
既製品を購入する方法もありますが、DIYならではの自由度が大きいのがメリットです。
サイズや形状を好みに合わせられるため、家族構成やライフスタイルに沿ったオリジナルデザインが可能です。
 

さらに、DIYは作業工程そのものが楽しめるのも魅力です。
木材をカットしたり、ビスで固定したり、ペイントしたりと、じっくり手を動かすことで“自分だけのウッドデッキ”を完成させる充実感を得られます。
ここでは、ウッドデッキDIYにどんな魅力があるのかを掘り下げていきます。
 

ウッドデッキをDIYするメリット

コストを抑えつつ個性を演出できるのがDIY最大のメリットです。
業者に依頼すると数十万円からの大掛かりな施工費が必要ですが、DIYであれば材料費と道具代のみで済みます。
また、自分で作るからこそ、デザインや仕上げを変更しやすく、住まいとの統一感も取りやすいでしょう。
 

子どもと一緒に作業すれば、ものづくりの体験としても価値が高まります。
家族全員でわいわいしながら作るウッドデッキは、思い出の空間として日常の中に溶け込むはずです。
 

作り方を学ぶ前に知っておきたいこと

ウッドデッキの作り方の前に押さえたいのは設置スペースの確認です。
地面の状態や水はけ、隣家との距離などを把握しておかないと、後から予期せぬ調整が必要になる場合があります。
また、自治体によっては建築に関する制限や届け出が必要となるケースもあるので、事前確認をおすすめします。
 

さらに、素材選びも重要な要素です。
腐食が進みにくいハードウッドやメンテナンス性に優れた人工木材など、用途や予算に合わせた材質を見極めておくと、完成後のトラブルを減らすことができます。
 

費用と自由度のバランス

DIYでウッドデッキを作る場合、素材やサイズによっては1㎡あたり15,000~20,000円程度が目安です。
これに加えて工具を新たにそろえる場合は、インパクトドライバーや電動丸ノコなどを購入する費用がかかります。
しかし、業者依頼の25~40万円(3.6m×1.8m程度のサイズ)に比べると、格段に安く収まるケースが多いでしょう。
 

また、費用を抑えられる分、色や仕上げ方法を自由に選べるのがDIYの醍醐味です。
完成後のメンテナンスを考慮しつつ、予算とデザイン性をうまく両立するプランを立ててみてください。
 

03基本の作り方を押さえる:ウッドデッキDIYのステップ

ウッドデッキのDIYにはいくつかの工程が存在します。
図面を作り、土台をしっかり固め、大引きや根太を組み立てて床板を敷く――という流れが基本です。
ここからは、具体的な作り方のステップを順を追って見ていきましょう。
 

各工程で気をつけるポイントを押さえておけば、初心者の方でもスムーズに進められます。
道具の使い方や木材の組み合わせなど、少しずつ習得しながら自分のペースで取り組んでください。
 

設計図の描き方と計測

まずは設置場所のサイズを正確に測りましょう。
ウッドデッキのサイズが大きいと庭のスペースを圧迫する可能性もあるため、メジャーで丁寧に測定し、幅、奥行き、高さをしっかり記録します。
また、DIY初心者の場合は、あらかじめ必要な部材が整理できるようシンプルな図面を作成することが大切です。
 

図面には根太や大引きの位置、束石を置く個数・配置などを記入し、材料の数量を把握しましょう。
ホームセンターで木材をカットしてもらう場合、この図面が役立ちます。
 

基礎工事(束石・束柱)

地面に直接ウッドデッキを組むと腐食や歪みの原因となるため、束石や束柱でしっかりと高さを確保します。
水平器で水平を確認しながら、束石(あるいは平板タイプの基礎)を設置していきましょう。
 

束柱は大引きを支える大切なパーツです。
根太を取り付ける前に束柱をしっかり固定し、ぐらつきのないようコーススレッドや専用金具で確実に固定しましょう。
基礎がきちんと仕上がっていれば、後々の作業もスムーズになります。
 

大引き・根太・床板の取り付け

ここで、基本となる作り方の順序を整理してみましょう。
 

  1. 大引きの設置:束柱に大引きをのせ、金具やビスで固定する。
     
  2. 根太の取り付け:大引きに対して直行方向に根太を並べる。
     
  3. 床板の張り付け:隙間を均等に空け、ビスでしっかり固定する。
     

ポイント:床板は一枚ごとに位置を微調整しながら固定すると仕上がりが美しくなります。
また、床下の通気性を確保するため、床板同士の隙間は3~5mmほどあけましょう。
 

仕上げと安全対策

床板が敷き終わったら、周囲にフェンスやステップが必要なら設置していきます。
特に小さなお子さんやペットがいるご家庭は、高所からの落下を防ぐ手すりや転落防止柵を取り付けると安心です。
 

最後に、防腐剤入りの塗料を使用してウッドデッキ全体を保護すれば、木材の劣化を防ぎ長持ちさせることができます。
「完全に乾くまでの時間」もDIYの計画に含めておくと、色ムラや剥がれを防げるでしょう。
 

04ウッドデッキDIYで失敗しないための道具・材料選び

ウッドデッキをDIYで作るうえで、道具と材料の選定は成功のカギを握ります。
木材の種類やビスの素材を間違えると、耐久性や仕上がりに大きな差が出てしまうもの。
ここでは、使いやすい道具や適切な材料の選び方を詳しく見ていきましょう。
 

道具としては電動丸ノコやドリルドライバーがあると格段に作業効率が高まりますが、初心者ほど安全対策も念入りに行う必要があります。
ケガなく作業を進めるためのポイントも合わせて押さえてください。
 

木材の特徴を理解する

天然木材にはソフトウッド(SPFなど)とハードウッド(ウリン、イペなど)があり、耐久性や価格に違いがあります。
一方で人工木材は、腐食しにくくメンテナンス負担を軽減できるのが利点です。
以下のように比較するとわかりやすいでしょう。
 

種類 特徴 価格帯
ソフトウッド 加工がしやすく安価だが耐久性は低め 低~中
ハードウッド 耐久性が高く、長期間使用可能 中~高
人工木材 腐食に強くメンテが容易 中~高

使用目的や予算、見た目の質感によって最適な木材は異なります。
耐久性を重視するならハードウッド、扱いやすさとコストを重視するならソフトウッド、メンテナンスを省きたいなら人工木材というように選択するのがおすすめです。
 

ビスや金物の選び方

ウッドデッキDIYには、ステンレス製のコーススレッドが適しています。
錆びに強くしっかり固定できるため、耐久性を大きく左右する部分で失敗しにくいメリットがあります。
長さは木材の厚み+10~20mm程度を目安に選ぶとよいでしょう。
 

また、束石や大引きを固定するために必要な金具もステンレス製や防錆処理が施されているものを選ぶのが基本。
強度を保つために、多少値が張っても品質重視で選択すると安心です。
 

塗料とメンテナンス用品

天然木を利用する場合は、定期的に防腐剤が入った塗料を塗布することで耐久性を高められます。
塗装を行う際は、下地の清掃と乾燥が重要。
ほこりや汚れをしっかり落としてから塗料をムラなく塗り、十分に乾燥させましょう。
 

メンテナンス用品としては、研磨用のサンドペーパーや刷毛、ローラーなどがあると便利です。
ウッドデッキは屋外にあるため、紫外線や雨風の影響を受けやすい部分。
定期的にメンテナンスすることで、より長くきれいに保つことができます。
 

05ウッドデッキ作りを成功させるコツ

ここまでウッドデッキの作り方や道具・材料の選び方を見てきました。
最後に、DIYならではの注意点やメンテナンスのコツを押さえておきましょう。
安全を確保しながら効率よく作業を進めるためにも、小さなポイントが成功と失敗を分ける鍵になります。
 

「少しの歪みくらい大丈夫」と油断してしまうと、後で大きな修正が必要になることも。
しっかりと手順を踏むことで、DIY初心者でも満足度の高いウッドデッキを仕上げられるはずです。
 

作り方のポイント:水平と耐久性

ウッドデッキDIYで特に気をつけるべきは、水平を正確に出すことです。
傾きがあると見た目が悪いだけでなく、雨水が特定の場所に溜まって木材が腐りやすくなるなどのリスクが高まります。
基礎設置のときから繰り返し水平器でチェックし、微調整を怠らないようにしましょう。
 

耐久性を高めるには、根太や大引きを十分な数で配置し、束石や金具の固定を強固にすることが大切です。
湿気の多い地域では、防腐処理と通気性の確保を念入りに行うことで、ウッドデッキの寿命を伸ばせます。
 

DIY作業の注意点:安全・効率

ウッドデッキの作り方が頭に入っていても、怪我をしてしまっては元も子もありません。
電動工具を扱うときはゴーグルや手袋を着用し、周囲に人がいないことを確認しましょう。
作業スペースを十分に確保し、コード類や工具が足元に散乱しないように整理するのも大事です。
 

効率を上げるコツとしては、工程を事前にリスト化し、必要な部材や工具をまとめて準備しておくこと。
計画的に作業を進めれば、無駄な時間や追加費用を抑えやすくなります。
 

定期的なメンテナンスの重要性

ウッドデッキは完成がゴールではなく、維持管理してこそ長い期間楽しむことができます。
年に1~2回程度、表面の塗装が剥がれていないかや、木材の腐食が進んでいないかをチェックしましょう。
気になる箇所があれば早めに補修を行います。
 

特に屋根のないウッドデッキは、雨風や直射日光を受けやすいため劣化が進みやすい傾向があります。
小まめに汚れを落とし、防虫防腐剤などを適宜塗布することで、きれいな状態を維持できるでしょう。
 

06まとめ

ウッドデッキの作り方は図面の作成から基礎工事、大引き・根太・床板の固定、そしてメンテナンスに至るまで多岐にわたります。
DIYならではの自由度を活かしながら正しく段取りし、安全第一で作業を進めることが大切です。
 

ぜひ本記事を参考に、道具や材料を揃え、実際にDIYにチャレンジしてみてください。
自作のウッドデッキが完成すれば、家族や友人と楽しむ特別な空間が生まれ、日々の暮らしがより豊かになるはずです。